事故時の交通費や宿泊費を補償する「事故付随費用補償特約」

このエントリーをはてなブックマークに追加

事故に遭って車での帰宅が難しくなったときなどに役立つのが、「事故付随費用補償特約」です。補償の内容や適用条件、補償額などをチェックしていきましょう。

事故に遭い車で帰宅できなくなったときの、交通費や臨時宿泊費などを補償

事故に遭って車が動かなくなってしまうと非常に困るのがその後の移動手段です。特に遠出をしていたときには、帰宅するために公共交通機関を利用することになったり、現地での宿泊を余儀なくされることもあるでしょう。

「事故付随費用補償特約」とは、事故によって車が動かなくなってしまったことに伴うさまざまな費用を補償してくれる特約。

下に、補償してもらえるおもな費用とその限度額をまとめました。確認してみましょう。

  • ●臨時宿泊費用
    事故で車が自力走行できなくなって宿泊を強いられた場合、事故発生地の最寄りの旅館やホテルなどに宿泊した費用。補償上限は、1回の事故につき、被保険者1人当たり1万円が一般的。
  • ●臨時帰宅費用
    事故で車が自力走行できなくなって他の交通機関を利用した場合、自宅もしくは目的地までの移動にかかった交通費。補償上限は、1回の事故につき、被保険者1人当たり2万円が一般的。
  • ●搬送・引き取り費用
    事故で車が自力走行できなくなったときに、自宅近くの修理工場や保険会社指定の修理工場へレッカー移動するのにかかった費用。また、修理後の車を引き取るためにかかった費用。補償上限は、1回の事故につき、10万円が一般的。

このほか、訪問・宿泊予定だったホテルやレジャー施設などのキャンセル料金も補償の対象となる場合があります。

「事故付随費用補償特約」とロードサービスはどう違う?

最近の自動車保険には、無料で利用できるロードサービスが付いている場合がほとんど。ロードサービスで宿泊費用、帰宅時の交通費をカバーしてくれる保険会社もあります。では、「事故付随費用補償特約」と無料のロードサービスはどのように違うのでしょうか。

結論から言うと、事故付随費用補償特約とロードサービスの位置づけは、保険会社によってさまざまです。

ロードサービスで宿泊費用や帰宅費用をカバーし、事故付随費用補償特約を用意していない保険会社もあれば、宿泊費用などは事故付随費用補償特約でしか補償されない保険会社もあります。また、ロードサービス、特約の両方で事故付随費用補償をカバーしつつ、補償額やサービスの範囲に差をつけている場合もあります。

補償範囲を拡大する特約を付帯すると、基本的に保険料は値上がりします。ロードサービスとの兼ね合いや、自分にとっての必要性を慎重に判断して、付帯を検討しましょう。

※本記事は2015年8月21日時点での情報です。
※上記は概要を説明したものです。引受保険会社により、商品名や補償内容等は異なりますので、ご契約にあたっては必ず「各社商品パンフレット」および「重要事項のご説明・契約概要のご説明・注意喚起情報のご説明」をあわせてご覧ください。
また、詳しくは「ご契約のしおり(普通保険約款・特約)」等をご用意していますので、取扱代理店または引受保険会社までご請求ください。ご不明な点につきましては、取扱代理店または引受保険会社までお問合わせください。

保険料を見直すだけで平均35,000円も安くなる 一括見積もりの使い方をチェック!
このエントリーをはてなブックマークに追加

ご利用は無料!今すぐ見積もり依頼を!

自動車保険一括見積もり
▼あなたの車のメーカーは? ヘルプ

  • ※自動車保険に加入中の方は保険証券・免許証を、未加入の方は車検証・免許証をご用意ください。
  • ※現在の保険契約の満期日まで、1日以上90日未満の方が見積もり依頼の対象です。
  • ※お取り扱いできない契約もございます。詳細はページ下部をご確認ください。
  • 法人・営業用はこちらバイク保険はこちら

このページを読んだ人は次のページも読んでいます

「自賠責保険」と「任意保険」の違いと必要性を理解して正しく加入する

このページでは、「自賠責保険」と「任意保険」の違いを、「加入義務」「補償内容」「サービス」「保険料の仕組み」の4つの観点から詳しく解説していきます。自動車を初めて手に入れた人、今まで深く考えずに任意保険に加入してきた人は、ぜひじっくりと読んでみてください。自賠責保険に加えて、なぜ任意保険に加入しなければならないのかを、しっかりと理解できるはずです。また、任意保険の保険料の節約法も紹介しているのであわせてチェックしておきましょう。

続きを読む

自賠責保険(共済)とは?加入方法・補償内容・保険料についてわかりやすく解説

「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」は、すべての自動車に対し、法律で加入が義務付けられている保険です。しかし、初めて自動車を持った人はもちろん、ベテランドライバーでも、自賠責保険の重要性を理解しきれている方は少ないかもしれません。このページでは、役割から補償内容、加入方法に保険料、そして万が一のときの保険金の請求方法まで、自賠責保険に関する基礎知識を余さず解説していきます。自賠責保険について理解することは、ドライバーにとってリスク管理の最低条件ともいえます。じっくりと読んでおきましょう。

続きを読む

自動車保険とは?役割・種類・補償内容について知る

初めて自分で加入する人にとって、自動車保険の仕組みはなかなかに難解なものです。もしかすると、「よくわからないから適当に加入してしまおう」などと考えている人もいるかもしれません。しかし、自動車保険は万が一の事故の際の経済的な負担を、保険金でカバーしてくれるとても重要なもの。しっかりと理解し、自分の目で選ぶことが大切です。
このページでは、初めて自動車保険に加入する人にもわかりやすいよう、自動車保険の役割から種類、補償内容まで、1つずつ丁寧に解説していきます。ぜひチェックしてください。

続きを読む

自動車保険の保険料相場は年齢・車両保険・車種でどう変わる?独自データで徹底調査

「自分の自動車保険の保険料が高すぎるのでは?」「ほかの人の自動車保険の保険料はもっと安いのでは?」などと思ったことはないでしょうか。そこでこのページでは自動車保険の保険料の相場について調べていきます。また、自分にとって最適な自動車保険の保険料相場を知る具体的な方法も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

続きを読む

自動車共済とは|特徴や自動車保険との違いを解説

万が一、自動車事故を起こしたときの備えとして、「自動車保険」以外にも「自動車共済」という選択肢があります。「自動車共済は掛け金が割安」といわれることもありますが、自動車保険と何が違うのでしょうか。自動車共済の概要についてご紹介した上で、自動車保険との違いやメリット・デメリットなどについて、取り上げていきます。

続きを読む

自動車保険の基礎知識 のほかのカテゴリ

【自動車保険一括見積もりについてのご注意】
  • 株式会社ウェブクルーが運営する「保険スクエア bang!」などの自動車保険一括見積もりサイトでは、複数の保険会社に一括で自動車保険の見積もり依頼をすることができます。
  • お見積もり結果は、各保険会社または損害保険代理店からご案内いたします。
  • 共栄火災、ソニー損害保険、チューリッヒ保険会社、SBI損害保険、アクサ損害保険、三井ダイレクト損害保険、セゾン自動車火災保険、イーデザイン損害保険は、株式会社損害保険見直し本舗と損害保険代理店委託契約を締結しており、株式会社損害保険見直し本舗が保険契約の媒介を行います。また、AIG損害保険、三井住友海上火災保険、東京海上日動火災保険、あいおいニッセイ同和損保、損害保険ジャパン、セコム損害保険は、株式会社損害保険見直し本舗と損害保険代理店委託契約を締結しており、株式会社損害保険見直し本舗が保険契約締結の代理を行います。
  • 楽天損害保険は、楽天インシュアランスプランニング株式会社が保険契約締結の代理を行い、一部のお手続きは、楽天損害保険の委託先が承ります。
  • こくみん共済 coopは、直接お客様と保険会社との契約になります。
    ※こくみん共済 coopは「保険」ではなく「共済」と呼ばれますので、読み替えをお願いします。初めて共済に加入する際は組合員になる必要があります。
ページトップ