高速道路での車トラブルに保険のロードサービス
呼ぶ前にすべき安全対策とは?
高速道路での車のトラブルには、JAF以外に自動車保険のロードサービスが利用できます。いずれの場合も救援を依頼する前には、まず安全対策を行います。ロードサービスを呼ぶ前の正しい手順を紹介します。
高速道路で起きやすいトラブルトップ10は?
高速道路を走行中、タイヤがパンクした、あるいはガス欠を起こしたなど、車のトラブルに見舞われた経験のある人もいるでしょう。そんなときに頼りになるのがロードサービスです。以前は高速道路でのロードサービスはJAFしか提供できないという規制がありました。この規制は1997年4月に緩和され、JAF以外の自動車保険会社でも高速道路でロードサービスを提供できるようになりました。
高速道路では実際にどのような車のトラブルが発生しているでしょうか。2015年度におけるJAFのロードサービスの出動理由トップ10は、以下のようになっています。
■2015年度 高速道路の年間ロードサービス救援依頼内容(四輪)| 順位 | 救助依頼内容 | 件数 | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 1位 | タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足 | 27,518 | 33.41% |
| 2位 | 燃料切れ | 10,687 | 12.98% |
| 3位 | 事故 | 7,122 | 8.65% |
| 4位 | 過放電バッテリー | 5,396 | 6.55% |
| 5位 | 発電機/充電回路 | 1,890 | 2.29% |
| 6位 | キー閉じ込み | 1,373 | 1.67% |
| 7位 | オートマチックミッション | 1,011 | 1.23% |
| 8位 | エンジンオイルの不足、補充 | 965 | 1.17% |
| 8位 | 破損/劣化バッテリー | 965 | 1.17% |
| 10位 | 補機駆動ベルト | 958 | 1.16% | その他 | 24,468 | 29.71% | 総合計 | 82,353 | 100.00% |
ここで注目したいのが、1位のタイヤのトラブルです。実は一般道路では全体に占める割合は14.8%で、高速道路の事故割合と比較すると2倍以上の開きがあります。
高速道路でのタイヤのトラブルが多い理由として考えられるのは、速いスピードでの連続走行によるタイヤへの負荷です。空気圧が低下しているタイヤに負荷がかかると、タイヤの表面が波打った状態になる「スタンディングウェーブ現象」が発生します。この状態で走行を続けると、タイヤが破裂し走行できなくなってしまうリスクがあります。車を運転する際は、タイヤの空気圧などを、事前にしっかりとチェックしておくことが重要です。
2位の燃料切れ対策は、高速道路に入る前にしっかり給油することです。渋滞の場合、停車と発進を繰り返すことで、燃料の減りが早くなることも。
3位の事故を防ぐには、言うまでもないことですが、安全運転を心がけることが大切です。スピードを出し過ぎない、十分な車間距離を取る、無理な追い越しは控えるなど、基本的な安全運転ルールを守りましょう。
ロードサービスを呼ぶ前の安全対策、その手順とは
このようにしっかり対策をしても、トラブルを100%防ぐことはできません。いざという時に頼りなるのが、自動車保険のロードサービスです。ただし、「呼ぶための手順」を理解していない人が少なくありません。
一般道ではなく、猛スピードで車が走り抜ける高速道路で車を停止させるのですから、危険を回避するための安全対策は必須です。正しい手順を踏んで、安全を確保した上でロードサービスを利用しましょう。以下に、一般的な手順をまとめてみました。
<ロードサービスを呼ぶための手順>| 手順1. トラブルが発生したら急ブレーキは踏まず、まずハザードランプを点灯させて路肩に車を寄せて停車します。路肩がない場所や狭い場所、見通しの悪いカーブなどはできるだけ避けて、路肩のあるところまで自力で走行します。 | 手順2. 後続車に注意しながら、左のドアから降車します。同乗者がいる場合は一緒に降ります。後続車に故障車が停まっていることを知らせるため、発煙筒や三角表示板を車の後方に50メートルほど離して置きます。 | 手順3. 追突されるおそれがあるため、車の中および車道では待たないようにするのが基本です。ガードレールがある場合は、ガードレールの外側に避難します。ガードレールがない場合は、車道からできるだけ離れましょう。車の前方は追突された場合に巻き添えになる危険があるので、車の後方から避難します。 |
ロードサービスを依頼する際に必要なものは?
以上のような安全対策を行った上で、ロードサービスの依頼をします。携帯電話で、契約している保険会社のロードサービスセンターへ連絡。契約者の氏名や住所、電話番号、保険証券番号、車両の登録番号、停車している場所、車の状態などを伝えます。
停車している場所は、キロポスト(道路の基点からの距離を示す標識)の表示で伝えることができます。携帯電話を持っていない、または電池切れの場合は、道路管制センターに繋がる非常電話で救援を依頼します。ただし、この場合は基本的にJAFが来ます。
このように、高速道路でロードサービスを依頼する場合は、呼ぶ前の安全対策が重要です。トラブルの発生で気が動転し急ブレーキを踏んでしまったり、路肩に車を停車させて慌てて車外に出てしまうと思わぬ事故に遭いかねません。いざという時に落ち着いて行動できるように、これらの手順を確認するとともに、加入している自動車保険のロードサービスの連絡先をいま一度確認しておきましょう。
※本記事は2016年9月26日時点での情報です。
※上記は概要を説明したものです。引受保険会社により、商品名や補償内容等は異なりますので、ご契約にあたっては必ず「各社商品パンフレット」および「重要事項のご説明・契約概要のご説明・注意喚起情報のご説明」をあわせてご覧ください。
また、詳しくは「ご契約のしおり(普通保険約款・特約)」等をご用意していますので、取扱代理店または引受保険会社までご請求ください。ご不明な点につきましては、取扱代理店または引受保険会社までお問合わせください。
![]()
- ※自動車保険に加入中の方は保険証券・免許証を、未加入の方は車検証・免許証をご用意ください。
- ※現在の保険契約の満期日まで、1日以上90日未満の方が見積もり依頼の対象です。
- ※お取り扱いできない契約もございます。詳細はページ下部をご確認ください。
- ※法人・営業用はこちら/バイク保険はこちら
このページを読んだ人は次のページも読んでいます
「自賠責保険」と「任意保険」の違いと必要性を理解して正しく加入する
このページでは、「自賠責保険」と「任意保険」の違いを、「加入義務」「補償内容」「サービス」「保険料の仕組み」の4つの観点から詳しく解説していきます。自動車を初めて手に入れた人、今まで深く考えずに任意保険に加入してきた人は、ぜひじっくりと読んでみてください。自賠責保険に加えて、なぜ任意保険に加入しなければならないのかを、しっかりと理解できるはずです。また、任意保険の保険料の節約法も紹介しているのであわせてチェックしておきましょう。
続きを読む
自賠責保険(共済)とは?加入方法・補償内容・保険料についてわかりやすく解説
「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」は、すべての自動車に対し、法律で加入が義務付けられている保険です。しかし、初めて自動車を持った人はもちろん、ベテランドライバーでも、自賠責保険の重要性を理解しきれている方は少ないかもしれません。このページでは、役割から補償内容、加入方法に保険料、そして万が一のときの保険金の請求方法まで、自賠責保険に関する基礎知識を余さず解説していきます。自賠責保険について理解することは、ドライバーにとってリスク管理の最低条件ともいえます。じっくりと読んでおきましょう。
続きを読む
自動車保険とは?役割・種類・補償内容について知る
初めて自分で加入する人にとって、自動車保険の仕組みはなかなかに難解なものです。もしかすると、「よくわからないから適当に加入してしまおう」などと考えている人もいるかもしれません。しかし、自動車保険は万が一の事故の際の経済的な負担を、保険金でカバーしてくれるとても重要なもの。しっかりと理解し、自分の目で選ぶことが大切です。
このページでは、初めて自動車保険に加入する人にもわかりやすいよう、自動車保険の役割から種類、補償内容まで、1つずつ丁寧に解説していきます。ぜひチェックしてください。
自動車保険の保険料相場は年齢・車両保険・車種でどう変わる?独自データで徹底調査
「自分の自動車保険の保険料が高すぎるのでは?」「ほかの人の自動車保険の保険料はもっと安いのでは?」などと思ったことはないでしょうか。そこでこのページでは自動車保険の保険料の相場について調べていきます。また、自分にとって最適な自動車保険の保険料相場を知る具体的な方法も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
続きを読む
自動車共済とは|特徴や自動車保険との違いを解説
万が一、自動車事故を起こしたときの備えとして、「自動車保険」以外にも「自動車共済」という選択肢があります。「自動車共済は掛け金が割安」といわれることもありますが、自動車保険と何が違うのでしょうか。自動車共済の概要についてご紹介した上で、自動車保険との違いやメリット・デメリットなどについて、取り上げていきます。
続きを読む















