年間6万件以上発生している車上荒らし
被害に遭ったら自動車保険は使えるの?
車上荒らしは、車の所有者なら誰もが被害に遭う可能性がある犯罪です。被害に遭わないためにする工夫と、被害に遭ったときの自動車保険の補償対象を確認しておきましょう。
年間約6万件も発生している車上荒らし、「空き巣」被害の約2倍
駐車してある車の窓ガラスを割るなどして、車の中から金品を盗む「車上荒らし(車上狙い)」。警察庁の平成27年の犯罪統計によると、その被害件数は6万5,023件(※1)、平成28年は上半期だけで2万9,939件(※2)と発表されています。約6万件という発生件数は、実は「空き巣」の被害件数の約2倍(※1)にあたります。
なぜ多くの被害が出ているのか
車上荒らしは、犯罪者が事前に車の中を見れば、高価な備品の有無を確認できます。犯罪者にとっては、予め「成果」を計算しやすいこともあり、発生件数がなかなか減少していないのが実状です。
警察庁の統計では、昨年の車上荒らしの検挙率は20.3%(※1)程度です。空き巣の検挙率が約52.9%(※1)であることを考えると決して高いとはいえないでしょう。
つまり被害に遭ったものは、なかなか取り戻せないのです。日本損害保険協会によると、最近では特にカーナビが盗まれる被害が深刻で、1件あたりの平均被害額は17万9,000円(※3)にもなるようです。
被害にあわないための対策
日本損害保険協会では、車上荒らし対策の「基本5箇条」として以下の対策を推奨しています。被害にあわないためにも、ぜひ参考にしてください。
■愛車を「盗難」「車上ねらい」から守る基本5箇条| (1)イモビライザなどの盗難防止機器を装着する |
| (2)車内に貴重品、カバン、服などを置かないようにする |
| (3)見通しがよく照明設備の整った駐車場を利用する |
| (4)短い間でも車から離れるときは必ずキーロックする |
| (5)カーナビの盗難対策をする |
もし車上荒らしに遭ったら自動車保険で補償されるの?
もし、車上荒らしに遭った場合、自動車保険ではどのように補償されるのでしょうか。車上荒らしでは、「車内から金品が盗まれる」だけでなく、「窓ガラスが割られる」「ドアロックが壊される」など車に損害があたえられるケースもあります。以下に例を踏まえて紹介します。
車両保険で補償されるケース
例えば、「窓ガラスが割られ」「ボディもキズつけられ」、しかも「カーナビが盗まれた」ケースを想定してみます。この場合、車両保険に加入していれば、「窓ガラス」「車のキズ」、そして「カーナビ」も補償されます。車両保険には「一般型」と「エコノミー型」がありますが、いずれの車両保険でも補償されます。
ただし、注意をしていただきたいのは、取り外して持ち運びができるポータブルタイプのカーナビは補償の対象外となるのが一般的である点です。車両保険で補償されるのは、あくまでも「車両の損害」と、車に装着されているカーナビやETC車載器などの「装備品」です。車のタイヤも装備品になりますので、盗まれた場合補償の対象になります。
車両保険では補償できないケース
上記に対し、車内に積んでいたゴルフバックや後部座席に置いていたデジタルカメラなど、身の回りの品が盗まれた場合は車両保険では補償されません。また、車外のキャリーに固定されていたスキーやスノーボードが盗難された場合も補償の対象外です。
「身の回り品補償特約」で備えておこう
それでも車内に積んでいた身の回りの品が盗まれた場合には、「身の回り品補償特約」を付帯しておけば補償されるケースがあります。
「身の回り品補償特約」とは、座席やトランクルームなどに積んでいた品物、キャリアなどに固定していた品物が、事故や盗難で損害を受けたときに補償を受けられる特約になります。車両保険への加入が条件になっている場合が多く、原則として車両保険の適用範囲の事故が、この特約の補償範囲となります。
「身の回り品補償特約」の詳細はこちら
ただし、現金(通貨)や有価証券、貴金属などの貴重品、ペットなどは補償の対象外となるなど、保険会社によって補償対象が異なるので確認が必要です。また車外のキャリアに固定されたスキーやスノーボードなどが盗まれた場合、車両保険はもちろん、「身の回り品補償特約」でも補償の対象外となるのが一般的です。
※1.出典:「平成27年1~12月犯罪統計【確定値】」(警察庁 刑事企画課)
※2.出典:「平成28年1~6月犯罪統計」(警察庁 刑事企画課)
※3.出典:「カーナビ盗難防止対策」(一般社団法人 日本損害保険協会)
※本記事は2016年12月6日時点での情報です。
※上記は概要を説明したものです。引受保険会社により、商品名や補償内容等は異なりますので、ご契約にあたっては必ず「各社商品パンフレット」および「重要事項のご説明・契約概要のご説明・注意喚起情報のご説明」をあわせてご覧ください。
また、詳しくは「ご契約のしおり(普通保険約款・特約)」等をご用意していますので、取扱代理店または引受保険会社までご請求ください。ご不明な点につきましては、取扱代理店または引受保険会社までお問合わせください。
![]()
- ※自動車保険に加入中の方は保険証券・免許証を、未加入の方は車検証・免許証をご用意ください。
- ※現在の保険契約の満期日まで、1日以上90日未満の方が見積もり依頼の対象です。
- ※お取り扱いできない契約もございます。詳細はページ下部をご確認ください。
- ※法人・営業用はこちら/バイク保険はこちら
このページを読んだ人は次のページも読んでいます
「自賠責保険」と「任意保険」の違いと必要性を理解して正しく加入する
このページでは、「自賠責保険」と「任意保険」の違いを、「加入義務」「補償内容」「サービス」「保険料の仕組み」の4つの観点から詳しく解説していきます。自動車を初めて手に入れた人、今まで深く考えずに任意保険に加入してきた人は、ぜひじっくりと読んでみてください。自賠責保険に加えて、なぜ任意保険に加入しなければならないのかを、しっかりと理解できるはずです。また、任意保険の保険料の節約法も紹介しているのであわせてチェックしておきましょう。
続きを読む
自賠責保険(共済)とは?加入方法・補償内容・保険料についてわかりやすく解説
「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」は、すべての自動車に対し、法律で加入が義務付けられている保険です。しかし、初めて自動車を持った人はもちろん、ベテランドライバーでも、自賠責保険の重要性を理解しきれている方は少ないかもしれません。このページでは、役割から補償内容、加入方法に保険料、そして万が一のときの保険金の請求方法まで、自賠責保険に関する基礎知識を余さず解説していきます。自賠責保険について理解することは、ドライバーにとってリスク管理の最低条件ともいえます。じっくりと読んでおきましょう。
続きを読む
自動車保険とは?役割・種類・補償内容について知る
初めて自分で加入する人にとって、自動車保険の仕組みはなかなかに難解なものです。もしかすると、「よくわからないから適当に加入してしまおう」などと考えている人もいるかもしれません。しかし、自動車保険は万が一の事故の際の経済的な負担を、保険金でカバーしてくれるとても重要なもの。しっかりと理解し、自分の目で選ぶことが大切です。
このページでは、初めて自動車保険に加入する人にもわかりやすいよう、自動車保険の役割から種類、補償内容まで、1つずつ丁寧に解説していきます。ぜひチェックしてください。
自動車保険の保険料相場は年齢・車両保険・車種でどう変わる?独自データで徹底調査
「自分の自動車保険の保険料が高すぎるのでは?」「ほかの人の自動車保険の保険料はもっと安いのでは?」などと思ったことはないでしょうか。そこでこのページでは自動車保険の保険料の相場について調べていきます。また、自分にとって最適な自動車保険の保険料相場を知る具体的な方法も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
続きを読む
自動車共済とは|特徴や自動車保険との違いを解説
万が一、自動車事故を起こしたときの備えとして、「自動車保険」以外にも「自動車共済」という選択肢があります。「自動車共済は掛け金が割安」といわれることもありますが、自動車保険と何が違うのでしょうか。自動車共済の概要についてご紹介した上で、自動車保険との違いやメリット・デメリットなどについて、取り上げていきます。
続きを読む















